
夏、ワンシーズン使用してみた「 水流快眠マット 」の感想をまとめてみました。30℃超えの夜、エアコンなしでも扇風機と併用して快適に眠れたので、おすすめしたいと思える快眠グッズです。
今までの夏は、「冷感敷きパッド」と「扇風機」を使って寝ていて、まあまあ良かったのですが、「体の熱がこもったら寝返りをしましょう」というようなつくりにいまひとつ満足とまではいきませんでした。同じように感じている方がいらっしゃれば、個人的な感想になりますがご参考になればと思いました。
ひんやり冷感!「 水流快眠マット 」とは
「水流快眠マット」のしくみは、体温によって温度の上がったマット内の水をポンプの機能によりホースを通じて本体に送り、その水を本体のファンによって冷却。再びマットへ冷えた水を送ることで、循環しながらマットの快適な冷感を保ちます。

水流快眠マットをお勧めしたい方
●とにかく夏の睡眠を快適にしたい方
●「冷感敷きパッド」を使っても暑さを感じている方
●エアコンが肌に合わない、または電気代をおさえたい方
●車中泊での使用を考えている方
などにおすすめの冷却グッズです。
メリット
●事前に考えていた以上に涼しく、快適に眠れた。
●消費電力は約6W。USB接続で電気代の心配なし。
●「弱」使用時、ファンの動作音は小さく、音に敏感な自分でも眠りに支障なし。
●睡眠時の冷却グッズを探すことがなくなった。これが最終アイテム的な存在。
デメリット
●ベッドではなく、都度、布団を敷く場合は取り扱いが大変かもしれません。(親に勧めたかったのですが断念)
デメリットまではいかないのですが、知っておくといい点は、
●効果があり過ぎ、または初夏などの時期によっては冷え過ぎて、起きる頃は寒い時もあります。シーツや敷きパッドを敷くなどで解決。または途中でOFFにする。
●ワンシーズン敷いたままで使用できるのですが、水を完全に抜いたり、片付けがそれなりにひと手間。
使い方や詳しい感想
はじめは、説明書を見ながらシリコンホースやUSBケーブルを本体やマットにつなぐだけで、比較的ラクにセットできます。

説明書は日本語なのでわかりやすいです。ビニール袋に入った中央の二本ホースが付いている白い部品はマットを使わず冷風機として使う際のものです。

ゴミなどの為のフィルターも付属しています。

最大耐荷重量200kgという、しっかりとした素材の冷却マット。その中を水が循環する素晴らしい仕組みです。寝た状態からONにすると、背中にじゅわ~っと水がめぐっていくのがわかります。ひんやりとムズムズする不思議な感覚です(笑)。1cm程の水の経路部分がふくらむので、多少の凹凸ができます。

本体をマットより上に位置するように置いて、本体上部のフタを(上げてから横スライド)開けて水を入れていきます。ゆっくり入れないと溢れてしまいますが、画像のように5㎜程の穴に入れるとやや早く入れられます。
ポンプがくみ上げた水は赤矢印部分から出てきて、青矢印方向へ流れ、小さな穴へ落ちて冷却用スポンジ(?)へと進んでいくようです。
MAX 2リットルのラインまで水を入れたら電源をONにします。水が出てくるのを期待してフィルター部分を見つめてしまうのですが、はじめは水が出てくるまで5~10分かかるようです。

水が行きわたってマットを触ってみるとしっかりと冷ややかな感じがします。まさにひんやりです。
マットの幅は約70cm、長さが約160cm。コンパクトなサイズ感ですが、枕のところは敷かないので首あたりから下に敷いて、小さくて困ることは今のところないです。
入手当初はマットの上に直に寝ていたのですが、朝には寒くて起きることがあったので、今はマットの上に敷パッドを敷いています。
あとからマットに行きわたり減った分の水を本体に追加しておきます。ちなみに寝ている間に水が必要量以下に減った場合は、自動停止してくれます。
ワンシーズン使ってわかったこと
状況によっては、水流快眠マットの冷却効果はあり過ぎるので、寝はじめからひんやりしてると、夜中や朝には寒くなってました。男性、女性、体格などにもよりますが、寝た時に涼しいのかな?冷たいのかな?ぐらいで丁度良いようです。要は「寝てるときに熱がこもらない状態が最適」と言うことがわかりました。
この点は身体に合わせてシーツや敷パッドを敷いて調整ができるので、何度か試して好みに合わせることができます。
ファンの動作音や湿度
ホースの長さの都合上、枕のそばに本体を置くケースが多いかと思いますが、「弱」で使用しているのでファンの音は気にならずに眠れています。因みにホームセンターなどで長いホースを購入して取り付け、使用できるようです。
それと、水は一晩あたり6~8時間程使用して半分くらい減っていますが、部屋の湿度は5~10%上がるくらいです。これは使う場所によって大きく変わると思います。閉めきらずにオープンに使っていると多少湿度が上がっても日中には乾燥してくれます。
夏が終わってからの片付け
片付ける際に2つだけ気になる点があって、ひとつは水を部屋にまき散らしてしまうことなくホースを抜く。もうひとつは冷却マット内の水をできるだけ抜いてから仕舞うことです。
ひとつ目は、説明書に載っている方法以外にも良い方法が思いつきそうでしたが、ホースが繋がった状態で本体とマットをお風呂場に持っていってからホースを抜き、水もその場で抜きました。
ふたつ目は、マットの水の出口を下にして気長に2日程ベランダで干して、多少の残りは良しとしました。今後、良い方法が見つかりましたら追記しておきます。
ひとこと
水流快眠マットを使ってみて、気がついたことなどまとめてみましたがいかがだったでしょうか。今後、もし機会があれば車中泊でUSBモバイルバッテリーなどによる使用を試してみたいとも思っていて、もうひとつ、またはマットのみ追加購入も頭にチラついています(笑)。
というのも実はこのマットを購入した後、「本当に買って良かった」と何回も家族とも話していて、こんなに言うことは自分でも珍しいことでした。寝苦しい夜から解放されて今後が安心でポロっと言ってしまっているようです。
もし同じように寝苦しい思いをしていて、購入をご検討している方がいらしたら、ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。