ながらく使用しなかったSHOEIのフルフェイスを久しぶりにかぶったら、なにやらポロポロと細かいクズのようなものがおでこや頭に。よく見てみるとヘルメットのスポンジらしい…内装をはがしてみるとすさまじい光景が!!!
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こちらの記事は個人的な記録になります(ちなみに現在、この記事にあるZ-5は使用していません。大事に保管しています)。皆様の楽しいバイクライフの為にこのような事例にならないことを願っています。もしヘルメットの修理をお考えであれば専門業者へご依頼することを強くおすすめします。
ベストなバイクヘルメットの保管について
予想もしていなかった内装の崩壊。このウレタンの劣化は「加水分解」と言って、空気中の熱や水蒸気によってウレタンが分解され、粉状になったりボロボロになってしまうことだそうです。
発泡スチロールも劣化させてしまう「加水分解」。そんなこととは知らず、風通しの悪い、湿度のある場所に長期間置いていたので、劣化するのは当然のことでした。
ヘルメットのベストな保管場所は、高温にならない風通しの良い場所、振動や落下の危険性のないところで、さらにシールドを開けて風通しをよくしてあげてもいいそうです。
自分の無知の為、ヘルメットにはかわいそうなことをしてしまったのですが、あまりの状態に捨てることにしました。
が、よく考えたら「内装だけ新品に交換すればいいのでは?」と思い、調べたところ型が古く入手困難で無理そう。で、ついでに自分で直せるものなのかと調べたら、意外にも直している人がいるもので、次のヘルメットが見つかるまでのつなぎで自分で直してみようということになりました。
バイクヘルメット内装の洗い方
早速、内装を全部外して手洗いすることに。洗い方も「MAX」よりは「やさしく」。素材を傷めたり、洗剤が落ちきれないなどの支障がでてくるのを防ぎます。ぬるめのお湯に中性洗剤を控えめに入れて、そこに内装を少しの間つけておき、その後軽くもみ洗いして、すすぎはしっかり。
ドライヤーなどは使わず、自然に風通しのよいところでよく乾かしました。
内装が乾くまでの間、ヘルメット内部もきれいに掃除して、除菌スプレーなどを使い十分に乾かしておきます。
取れてしまったウレタンに替わるものは?
ポロポロと剥がれ落ちてしまったウレタン。替わりになるものを探さなくてはならないのですが、そこはさすがの賢い先人に習って、早速買ってきました。「100均の隙間テープ」です。いい具合にクッション性があります。
厚み2cm、幅2.5cmの隙間テープをヘルメット内部に貼っていきます。
ヘルメット内側ではなく、内装自体に隙間テープを貼る方法もあるようですが、また内装を洗うことがあると考えるとヘルメット内側に貼る方法がいいのかと思いました。
このときバイクヘルメットの通気穴から入った風をふさがないようにすることと、かぶったときにヘルメットの重さが分散されるように隙間テープを貼りました。
実は、後頭部から首の付け根あたりに触れる箇所だけへたったスポンジのまま手が加えられませんでした。例えば小さな丸いスポンジを隙間から入れるなどのイメージはあるので、機会があったら探してみたいと思います。
チークパッドの修理
ヘタってしまったチークパッド用に厚さ8mm、幅2.5cmの隙間テープを用意します。
チークパッドの衝撃吸収性をアップするために貼るのですが、あとでカバーをかけて見えなくなるので大雑把でOK。
左が隙間テープを貼ったチークパッド。カバーをかけると…
見た目いい感じです。クッション性も問題ないです。
チークパッドができたところで、内装をヘルメットに装着していきます。なんともうれしい瞬間。さすがに従来のような感じではありませんが、別仕様な感じでこれはこれでなかなかいいし、さらに愛着が湧きます。
で、残りのチンストラップカバーですが、復活不可能なくらい痛んでしまったので、アマゾンで新品を購入しました。SHOUEI製のチンストラップカバーはタイプがいくつかあって迷いましたが、Cタイプでバッチリでした。
左が購入した新品のチンストラップカバーで、右がお勤めを果たしてくれたチンストラップカバーです。
ストラップカバーが装着され、完成で~す!部分的ですが新品のストラップカバーが加わると引き締まりますね。
かぶり心地は、隙間テープの反発力が予想よりしっかりしているので頭頂部付近は少しきついですが、全体的にソフトな感触のスポンジ具合が最高です。厚さ2cmの隙間テープではなく、1.5cmくらいでもいいかもしれません。
ひとこと
今回のことでいろいろ学びましたが、バイクヘルメットは命を守る大切なものなので、ヘルメットの寿命をできるだけながくしてあげようと思いました。日ごろのケアを怠うとこのような状態になってしまうので、保管場所等状態には気を付けながら、定期的にメンテナンスをするなど、ヘルメットをかわいがってバイクライフを楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント
こんにちは。
愛用のZ4の内装がボロボロになってしまい、どうすればいいかと探していていました。
隙間テープで治すアイデア、目からウロコで、参考になりました。
こんにちは。
SHOEIのZシリーズをご愛用でさらにお役に立てたそうで、うれしいコメントありがとうございます。
お返事ありがとうございます。
早速、参考に修理してみました。
moferiderさんのように上手くできてはないですが、当方のブログの記事をリンクさせていただいてよろしいですか?
こんばんわ。
あ、修理なされたのですね。
リンクの件、了解しましたOKです。
こんにちは。
リンク了解いただきありがとうございます。
当方のブログに載せました。
ぜひ覗いてみてください。
ありがとうございました。
https://blog.goo.ne.jp/gunship3012
こんにちは。
お誘いありがとうございます!
後ほどゆっくり伺わせていただきます。
こんばんわ。
拝見させていただきました。
SHOEI Z4も仕上がりも綺麗♪ とても大事になされてる様子が伝わりました。
そして、こちらのリンクをはって頂いてありがとうございます!
通りすがりのブラバ乗りさんのブログでのコメント入力方法がわからず、この場からのコメント失礼します。
また機会をみて伺いたいと思っています。
ヤフオクで手放したZ-5のデザインメットが内装の不服にて返品に応じたのですが、最初は台所のスポンジ付けて自分で一生被ろうと思いつつ検索、このサイトを見て「なんといい人がいるんだろう、写真撮ってアップするのも面倒だったろうに、ありがたい」と感じました、あと一時間でホームセンターが開くので、僕は衝撃吸収材(蒸れないよう工夫します)でオリジナルなメットを制作して、帰ってきたZ-5を末永く愛します、ありがとう!
RANSUIさん
コメントありがとうございます!
SHOEI Z-5を愛する気持ち伝わりました、共感できて嬉しいです♪